Xの新機能「24時間ミュート」とは
X(旧Twitter)に新機能が追加され、「おすすめ」タブで表示される特定のトピックを24時間にわたり非表示にできるツールが導入されました。プロダクト責任者のニキータ・ビア氏が4月22日に投稿で明らかにしたアップデートの一環です。
大きな事件や議論への対応
大きな事件や議論でタイムラインが荒れる際に便利な機能です。従来のミュートワードや「興味がない」フィードバックを超え、時限式でジャンル全体を一時停止できるようになりました。
カスタムタイムライン機能
また、「カスタムタイムライン」機能も追加され、75以上のトピックをピン留めして専用タイムラインを作成できます。これによりユーザー体験が向上し、好みのコンテンツだけを楽しめるようになりました。
業界への影響
業界ではSNSのアルゴリズム改善として注目を集めており、他のSNSサービスでも同様の機能の導入が期待されています。
時限式ミュートが変えるタイムライン運用の考え方
これまでのミュート設定は、一度登録すると解除するまで効き続ける「恒久的な設定」が基本でした。そのため、一時的に見たくないだけの話題まで永久に遮断してしまい、あとから解除を忘れて必要な情報を取り逃すという問題がつきまといます。時間で自動的に元へ戻る仕組みは、この「設定の後始末」という手間を利用者から取り除く点に本質的な価値があります。設定のハードルが下がることで、これまでミュート機能をほとんど使ってこなかった層にも利用が広がる可能性があります。
運用面で意識したいのは、ミュートはあくまで一時的な避難であって、情報遮断そのものが目的ではないという点です。大きな出来事の直後は憶測や真偽不明の投稿が入り混じりやすく、少し時間を置いてから情報を確認したほうが結果的に正確な理解につながる場面もあります。落ち着いて情報を取りにいくための「間」をつくる道具として捉えると、この機能の使いどころが見えてきます。
通信環境とSNS利用スタイルの見直しにつなげる
タイムラインの表示内容を細かく制御できるようになると、通信量の使われ方も変わってきます。おすすめタブは動画や画像を多く含む投稿が流れやすく、無意識にスクロールを続けるだけでもデータ通信は積み重なります。表示するトピックを絞り込む運用に切り替えれば、必要な情報に短時間でたどり着けるようになり、結果として月々の通信量の抑制につながることも考えられます。
自宅で光回線を使っている場合と、外出先でモバイル回線を使っている場合とでは、こうした機能の恩恵の感じ方も変わります。動画中心の閲覧が多い方は固定回線側の速度と安定性を、外出先での利用が中心の方はモバイル側のプラン内容を、それぞれ自分の使い方に照らして見直しておくと無駄が減ります。SNSの新機能をきっかけに、自分の情報の受け取り方と通信環境の組み合わせを点検してみるとよいでしょう。